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明石(あかし)は、日本海軍唯一の新造工作艦〔#達昭和11年p.11『達第百六十四號 艦艇製造費ヲ以テ昭和十一年度ニ於テ建造ニ着手ノ驅逐艦二隻工作艦一隻ニ左ノ通命名ス|昭和十一年十月二十二日 海軍大臣永野修身|株式會社川崎造船所ニ於テ建造 驅逐艦 朝雲(アサグモ)|株式會社藤永田造船所ニ於テ建造 驅逐艦 山雲(ヤマグモ)|佐世保海軍工廠ニ於テ建造 工作艦 明石(アカシ)』〕。艦名は兵庫県明石市の名所、明石の浦にちなみ、明治中期の巡洋艦明石に続いて2代目〔#聯合艦隊軍艦銘銘伝(普)、225頁。ただし日本海軍の命名標準では、特務艦名は「海峡、水道、瀬戸、港湾、岬、半島の名」であり、入江や浜の名は命名標準から外れている。〕。アメリカ海軍の工作艦『メデューサ (USS ''Medusa'' AR-1) en』並みの修理能力を持つ特務艦として建造された〔#艦と人186-187頁〕。 == 計画 == 1924年に商船改造の工作艦関東が沈没して以降、長らく新型工作艦建造が熱望されていたが、予算難から中々実現しなかった。当時の日本海軍が運用する最大の工作艦は、日露戦争で活躍した敷島型戦艦朝日を改装したものであった〔#艦船要目公表範囲(昭和15年6月25日)p.4『朝日|工作艦|122.10|22.94|6.93|11441|18.2|短艇数8|英国「ジョン、ブラウン」社|明治30-8-18|明治32-3-13|明治33-7-31|(兵装略)』〕。このような状況下、昭和6年度(1931年)に10,000トン型(計画番号J2)1隻整備の構想が提出され、新型工作艦(J2c)の建造は1934年(昭和9年)〔#日本海軍特務艦船史136頁。〕の『マル2計画』〔でようやく承認された。 日本海軍では本格的な工作艦の建造経験がなかったので、アメリカ海軍やイギリス海軍の工作艦などに関する発表論文等を詳細に調べ、設計に際しての参考としたという〔。 1934年頃の商議での当初の要求は、基準排水量約10,000トン、速力18ノット、12.7cm高角砲4門、対空機銃4挺以上、航続力14ノットで8,000カイリであった〔#海軍造船技術概要843頁。〕。 工作能力は米工作艦「メデューサ」程度、補給無しで3カ月間活動可能を目途とし、1936年4月に艦型が決定した〔#海軍造船技術概要843-844頁。〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「明石 (工作艦)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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